やっほー!ゆきこだよー!しげちゃんオマージュが決まったところで今回のオシャボスタートです!
宅建試験が終わりました。やっとオシャボ更新出来ました。
ずっと遊びに行けない気持ちで、気持ちどんより、お酒も飲まず、かと言って不摂生し、庭の草取りもせず、犬も洗ってないし、やらなきゃいけないことは山の如し。
ストレスピーク。
目が疲れて字が読めず。問題文がややこしすぎて頭おかしくなる。
精神的に追い詰められて、何度も、いっそのことコロしてくれー!!!と冗談で旦那に言っていました。笑!ウザすぎる。ごめんなさい。
夕方の気分転換の散歩と、スーパーで買った白ブドウ(ナイアガラ?)にめっちゃ癒された。
シャインマスカットは高くて私には甘すぎる。甘酸っぱくて芳醇な香りに救われた。
宅建試験、4回目。木彫り熊より長い。問題文が、かまいたちのネタみたいで、頭おかしくなる。
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『逆の立場になって考えてみ、もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか?』
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ネタ中に、こういうセリフがあるのですが、
ほんとこういう感じ。
その言い回しで私を惑わし、頭を壊して精神的に追い詰めるのやめてー!
もう、なんか、少しでもニコニコしたり遊んだり楽しいことしたら、表面張力が崩れて記憶がドバーッと出てしまうような気持ちになってしまっていて、あまり笑わず、そろりそろり、記憶を一滴もこぼさないようにって感じでやってました。(謎の精神状態。笑)
果たして効果あったのかしら笑
気持ちの問題。自分との戦い。とにかく追い詰められてた。
去年も今年も宅建試験がピークの頃に、木彫り熊のターニングポイントが訪れる。(詳細は過去のオシャボをご覧ください。)
ビームスジャパン新宿店で10月22日土曜日、23日日曜日14時から16時まで木彫りの実演をさせてもらうことになりました。
技術が全然無い講座生の分際で、人様の前で木彫りの実演するだなんて、まだまだ早いのですが、八雲の木彫り熊講座の講座生だからこそ呼んでいただけたと思います。
千代先生や、講座生の方たち、町民の方たち、レジェンドの作家さんたちが繋いできた木彫り熊の歴史を私も繋いでいるということを誇りに思って行ってきます。
今回のビームスジャパンの『八雲の木彫りの熊』。
ビームスジャパンと八雲町の教育委員会の事業。町の税金が使われています。
私の通う木彫り熊講座も、同じ教育委員会の管轄です。
本当は千代先生にオファーがあったのですが、お断りになられたので、教育委員会からの依頼で私が行くことになりました。
講座生という分際なので、好き勝手に色々自分で行けるわけではなく、、、kodamado店番するのにも、一苦労だったわけで、、、。
ビームスさんもこの企画をするのにも目の前に私が見えているにも関わらず、立ちはだかる壁を何個も乗り越えて、わざわざこんな私みたいな田舎者のペーペーに声をかけてくださいました。ロミオとジュリエットの成功したバージョンと言えばわかりやすいですかな???(なんか違うしわかりづらッ)
私は「自分の作品を売る」というフィールドに上がってない。それなのに、表舞台に立つようなことをして、売ってるプロの人たちに対して申し訳ない気持ちもある。売ってないのにごめんなさいって気持ちがある。
今年の2月から3月にかけてkodamadoに来るまでにある階段の28gallery(ふたばギャラリー)で黒松内在住の上田茂さんという方の絵の展示があった。
上田茂さんご夫婦のことを思い出すだけで、心がフワッと優しい気持ちになる。人柄がそのまま絵になってると感じた。画家の方と交流を持ったのは初めてだった。展示している間毎週のようにkodamadoに顔を出してくれた。
上田さんは、私の作品を買いたいと言ってくれた。
私は木彫り講座生なので売っては行けないルールなので売れません。と答えた。
上田さんは、若い頃に仕事を辞めて画家に専念することを決断したそう。その頃に周りの人が応援してくれて、今もずっと画家で生活していけている。自分も若くて頑張ってる人がいたら応援したいという気持ちがあるから買いたいと思ったんです。と教えてくれた。
生活をかけてる。命をかけているんだとハッとした。
その部分を悩んで趣味で終わらせるという人も居るものね。と、奥さまの幸子さん。
好きで描いてるものは売れて、欲をかいてしまうとそれが見透かされてしまって売れなかったりね、なんていうお話を聞かせてくれました。
八雲で木彫り熊を趣味として彫っている人が実はいたりする。私の知っている人で絶対売ってくれない人がいる。その人は絵も上手いし、色々やってて芸術的センスが凄い。北海道の各地でプロとして彫ってる方が居るし、「八雲」だからといって売れないって思っているようです。凄く上手な方だし、もう講座生では無いので売ってくれたらいいのにと思うのだけれど、なかなかそうも行かない。売らないと決めてるし、展示もさせてもくれない。私に見せてくれた事でさえ、奇跡ってくらい。
いろんな考え方があって勉強になる。
私も今は売る事は考えられない。私には師匠がいて、講座の先輩も同期も後輩もいて。。。まだまだ!10年早い!とか、しのごの言わずにまず100個作りなさい!とか言われながらやってる。まだ15個ー!
今の私には、やらなきゃいけないことがある。、、、気がしている。
講座生の私だからできる事。
伝統引き継いで、八雲の熊の魅力を知ってほしいと、イベント企画してやってる。八雲に木彫り熊関連のグッズがなかったので自分達で作って売ってる。地域の人ともきちんと交流持って順を追って丁寧に交渉してる。
お金もかかるし、いろんな人のいろんな思いがあって、それを一つ一つ、不審のないように丁寧に説明するプロセスに、今にも心が折れそう。
大変だけど私なりに頑張って来た。
なんでやってるんだっけ???ってたまに正気に戻る時あるけど、好きだからしょうがない。郷土愛。
他の人にやられたら悔しいという気持ちで突っ走ってる。
師匠の千代先生にも負けずに自分の意見を伝えて、最初はkodamadoの店番することでさえ、「やめた方が良いんじゃないー?」みたいな感じだったし、講座の仲間も正直「ケッ!!!」って思ってたかも知れない。でも、去年から1年間実際に動いていろいろやってきたから今はみんな応援してくれてる。
事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ。現場で実際に動いてるのは私だ。
踊らされているんじゃない、踊っているんだ!
って言うことを、たとえ誰もわかってくれていなかったとしても、自分自身に示しておきたい。
八雲には売る熊が無いから、木彫り熊市場が盛り上がりにかける。だから偉い人が「八雲の木彫り熊は金になんねーガッハッハー!」と言っていたりするらしいし、八雲の人が彫った熊が売っていて、人に渡るという事ほど広報になるということもわかる。
ここで私が調子に乗って、「え?ほしい?じゃあ講座生やめて売っちゃおっかなー!!」ってなった瞬間に、魅力はゼロ。講座生だからみんなに応援してもらえる。先生のおかげ。歴史のおかげ。
人が足りない。時間も足りない。講座生と表に出る活動を同時進行でやるしか無い。
今はつなぎ役の私が八雲の木彫り熊界には絶対に必要。破門になったら歴史を繋げられない。
彫る人の気持ちもわかる、歴史も勉強してる。(まだまだ勉強不足ですが)八雲の外の熊人気の高まりもわかる。
いろいろなところに火をつけられるのは私だ。
八雲に私と同じような人がたくさん出て来たら、
八雲には今売る熊がないから八雲で作って売る人や、
子供向けにワークショップをやってくれる人、
初級中級上級のワークショップや、
もちろん伝統をつなぐ人が出て来てくれたら本当に素晴らしいとおもう。
そうなってほしい。
夢はたくさん。
全部やりたいけど1人じゃたりない。
そんなことを勝手に考えています。
今回は町の教育委員会を通してビームスさんからオファーがあり、たまたま東京903会の安藤さんと学芸員の大谷さんとビームスの鈴木さんのトークショーと同じ日になったこともあり、Instagramでご紹介していただいたので、私の「八雲町内!外に八雲の木彫り熊の魅力を伝えたい」という思いを叶えてもらっています。自分が目立ちたいというわけでは無いのですが、ありがたいことです。
八雲の木彫り熊は今がチャンス。
私にはやることがある。そのためにやってるだけ。
私の使命は、八雲の木彫り熊の魅力を町内!外!に発信すること。
八雲の木彫り熊と歴史は素晴らしいということを、町内のひとに知ってもらってもっと八雲に誇りを持ってもらいたい。
そのためには町外の人の力が必要で、町外の人が「すごーい!」って言ってくれることによって、町内の人が再認識できます。
私は講座生として、講座で素晴らしい先生にちゃんと木彫り熊は引き継がれていて、上手なものでは無いけれど、下手だけど、年数が経って、今はこんな風になって来ました。というのを今は見てもらうということが魅力になるような気がします。
こんな事誰もやってないかも知れないけど、良しとされないかも知れないけど、
誰にも彼にも開かれている扉じゃないはず。
今の私だからできること。
私が八雲からビームスジャパン新宿に行くことによって、地元の人たちや、八雲出身者の人たちが、凄い!誇らしい!やったじゃん!ってなってくれたら嬉しい。
それが私の1番の狙い。
千代先生に、ビームスの実演に行きますと相談に行った時、先生はやはり私のことを心配してくれた。
出る杭で叩かれることを心配して。
しかし、私は出る杭ではなくて、先鋒として行く。
私の後ろにには、講座の仲間、八雲の人たち、千代先生、木彫り熊のレジェンドの人たちが次鋒、副将、主将とゴゴゴゴゴと後ろに構えていてくれてる。そんなイメージ。
もっと言うと、シーツの下に手を滑り込ませるように、八雲の地面に手を滑り込ませ、地面ごと持ち上げようとしている。
手は水平、脚は立ち膝。審判のセーフのポーズのような。
うーん、うーん。と本気で持ち上げようとしている。誰もが無理と思う。けどあまりの本気さに、みんなもやってくれようとする。そんなイメージ。(私の例えはいつもわかりづらい笑)
「八雲と熊彫」「御朱熊印(ごしゅくまいん)」を作ったのも、ビームスに合わせて、東京だけの打ち上げ花火にしたくなくて、せっかくなら八雲に来たくなるような仕掛けを。そして、協力してくれた人が儲かるように。
青沼さんの本気さは素晴らしい。手伝わせてもらえて光栄でした。好評なのでどんどんたくさんの人が御朱熊印を持って来てくれるのを期待しています。
今日のオシャボはこんな感じでお開きです!