自分のことを少し話す⑦

ヤッホー!ゆきこだよー!しげちゃんオマージュが決まりました!前回からの続きです。

2021年10月宅建試験が終わったその時から、絶え間なく忙しく、ホタテのみみづりの準備の「分散」作業も加わり怒涛の日々を送っていた。この頃は、お友達の農家さんの漢方の当帰(トウキ)の収穫のバイトにも行ったりして、ゆきこドM説が出るほど忙しくしていた。(トウキの収穫は人生で2番目にキツい仕事で筋肉痛で全治1週間という感じだった。ちなみに1位は、芋掘り。次の日筋肉痛過ぎて起き上がれず泣いたことあるよ⭐︎)

11月3日文化の日祝日が初の店番日となった。

kodamadoは超ハイテクなので、開ける時に「オッケーGoogle、本棚の電気をつけて!オッケーGoogle、音楽をかけて!」と、言わなければならないのが死ぬほど恥ずかしかった。(いまは屁のカッパ。慣れって凄い。)

あと、支払いも現金以外の色々で払えるので、お客様には「なんとかペイも使えますがどうしますか?」と聞いている。こんな接客で良いのかと思いつつ、来てくれる方は本当に優しい。

包むのとかも(下手すぎる!!!これで良いのか???ごめんなさい!)と思いながらぐるぐる巻きにしてお渡ししていますが、今のところ皆様優しく受け取ってくれています。

店番を始めると、いろんな人が来てくれる。

SNSで見ていた雑貨屋さんや、喫茶店の方達が自分が出向くのではなく、来てくれた。

知らなかったけど凄い人も沢山きた。

めっちゃ聞いたことある雑誌の編集長の人とか、凄いカメラマンの人とかも来る。

有名なイラストレーターの方とか、名乗らないけど凄い人もきっと来てる。日本各地から来る。マジビビる。

中にはSNSで気になっていて私に会いに来てくれたという方までいたので本当に驚いた。

SNSの力は意外と大きい。

私なんてただの建築屋さんのおっかちゃんなのに!(おっかちゃん=奥さん)

kodamadoに上がる階段のドアには、美容室と司法書士事務所の看板しか無かったので、町民にはドアを開けてわざわざ木彫り熊を観に来るにはちょっとハードルが高い。私も以前はそのドアを開ける勇気がなかった。

来る方は、かなり詳しい方が多いのでとても勉強になった。

初めの頃は、語るより「へぇ~、ほぁー。そうなんですかー!」ということが多かった。

それをすかさず次のお客様に教えるというシステムでどうにかこうにかやっています。

そうこうしているうちに、12月に「冬眠まえのクマまつり」をやろう!ということになり青沼千鶴さんの呼びかけにより、姉の美紀、私の3人組が結成された。

やるのを手伝うのかな?と思っていたら気がついたら私も美紀もやる側の人間だった。

チズちゃんマジック。

「はい!ではー?よく聞いてくださいねー?これからこの指をパチンッと鳴らしたらー?貴方達はやる側の人間です!はいッ!パチンッ!」ってやられた様な気がする。記憶に無いけど。その部分の記憶を消すやつもやられてる。(映画メン・イン・ブラック参照)

だって、こんな引きこもりなんだもん。やるハズなかろーが!と、たまに正気?に戻ったりもするが、とにかく私はやる側の人間になった。

しかし、やると決めたらとことんやる。

だから重い腰が上がらず、何事もなかなかやる気にならない。めんどくさいから。こだわりが強いから。からからからから、、、、。

(占いで「火をつけるのにライターを使わず、まず薪から集め始めるような性格」と出たことがある。ちなみに山羊座。「竹を割ったような性格」みたいな感じでこれ私にピッタリだな。と思う。ライター使って良いって聞いてないんだけど。と思う。教えてほしかった。ライターを使うことが「ズルい」こととさえ思ってる節があるね。ズルくないゾ!)

やると決めたので、私の気になる関係者各位にはお知らせを。

まずは何がなんでも千代先生。

イベントをやるのが初めてだったので、いろんな人に相談しながら、自分の納得いく様に進めたかった。

町内に住んでいる親戚に木彫り熊を彫っている事も何も言わずにびっくりさせては困るので、チラシを持って先にお知らせした。

次の日北海道新聞の渡島檜山版に載せてもらえた。

ギリギリセーフ。

関係者各位の方たちはきっと何も言っていなくても応援してくれたとは思うけど、先に知っておいて欲しかった。

上手く説明できないけど、こういうの大事な気がした。せっかくなら可愛がってもらいたいし、応援してもらいたい。

(どんなに心を砕いてやっているつもりでも、ダメな時はダメだから、自分が納得いくようにやってる。間違ってても悪気はないし、気がついて居ないのでできれば教えて欲しいと何事にも思ってる。なので、好きな人には自分もなるべくスピーディーに言うようにしてる。良いか悪いかはわからないけど、自分がそうやるしかないと思ってるからそうしてる。)

近隣の人に知ってもらうには、SNSより断然強いのが新聞だな。と思い知る。

青沼さんは外を見ていてくれて私は謎に内を見ている。

木彫り熊に関しては来たい人だけ来れば良い。というより騙されたと思って一回来てみて!!!と言いたい。

けど、強制出来ないから難しいなぁ。ほんと、SNS上でいくら大騒ぎしても、そこの外に出るためにはどうしたらいいかという悩みが出てきた。まぁ、出来ることをやり続けるしか無いのかー。

木彫り熊を始めてからずっと、町民を置いてけぼりにしたくないと思っていた。

初めは私を置いていくなー!まてまてまてー!という気持ちだった。

なんでなんだろう。言葉にするのは難しい。

木彫り熊がとてもおしゃれな人たちに注目されて居ます。

八雲の熊は素晴らしい。

北海道は牛乳も野菜も海産物もどこでもあるし美味しいけど、八雲の熊の面白い歴史は八雲にしか無いんだ!

自信持って良いんだ!と心から思ったから。

私のご先祖さまが、愛知県春日井市から八雲に来てくれて、私は八雲から出ずにただ住んでただけ。

それで、東京の人とか札幌の人とかが、「八雲に住んでいるなんて羨ましい。」って言ってくれた。

初めは、またまたぁ~?と信じてなかったけど、田舎自虐冗談を言ったらその方を傷つけてしまった。ガーン。どうやら本気らしい。

木彫り熊講座が町民しか習えなくて、習ってるなんて本当に羨ましいと言ってくれた。

その気持ちは本当。嘘みたいだけど嘘じゃない。私の人生を羨ましがられることがあるなんて本当にびっくり。

町民のみんなに知ってほしい。

誇って良いと。

都会の人が住んでるだけで羨ましがってるということを。

貴方の住んでいる八雲はすばらしい。とても誇らしいのですよ。と伝えたい。

そういう気持ちが町民を置いてけぼりにしたく無い。という気持ちになっている。ような気がする。

(木彫り熊以外のものでもそういう素晴らしい物があるのかもしれないけど、私も興味関心なく過ごしているものがあるかもしれないけど。)私が大暴れして、少し関心持ってもらえたら嬉しい。アウトオブ眼中から、少し目線の端っこに。そこから気になってきて大きな存在になったら最高。ならなくてもしょうがない。

可能ならば脳に直接語りかけたい。「驚かないで聞いてください。いま、貴方の脳に直接語りかけて居ます。八雲の熊は、素晴らしい。」と。

当初は嫌だった、八雲にいると、地域と苗字で身元がスグばれるのも、自信がつくことと&ご先祖さまを誇りに思えると、何も嫌じゃなくなった。

で、「クマまつり」をやるにあたって私のせいで、大袈裟なものになってしまった。

いろんなところにあいさつに行くことになったりいろんなところを巻き込むことにしてしまった。

いろんな人と関わり合い、出会い、気がついたら木彫り熊仲間が町内町外いや、道内道外にいっぱい出来た。

お客さんが来てくれるか、イベントがうまくいくか心配してたけど、当日もたくさんの人が来てくれた。

あんなに沢山人が来てくれることに驚いた。

カーサブルータスの八雲特集も数日前に発売になって居たのもあって話題になっていて驚いた。

八雲の木彫り熊ファンの人たちに直接会えて木彫り熊人気は本物なんだと思った。

6月にやった「冬眠あけのクマまつり」も大盛況だった。準備は大変だけど、達成感の嵐。

小さくやろうと言っていたけど、さらに大袈裟なものになり、遂には開店前に行列ができるほどだった。

八雲で行列を作ったぞエッヘン‼️青沼さんと、みきちゃんと、私の3人がメインでやってたけど、いろんな人が手伝ってくれた。

私たち3人は、チラシやグッズなどイベントをするのに、自分の私財を投じてやっている。

チラシにお店の名前とか載せてるけど、お店からお金をもらったり一切してない。

なぜなら、私たちがやりたいことしかやりたく無いから。

まず人手が足りないし、宣伝は十分にはしてあげられないし、お客さんがそのお店に来なかった時に責任取れない。

チラシには載せるけど、宣伝は自分でやってね。と思っています。

文句言ってもいいけど、お金もらってないし。と言いたいから。

あと、補助金とか公費ももらいたく無い。人様の税金を使ってまで自分の趣味みたいなイベントはちょっと出来ない。趣味にしては大袈裟ですが、とにかく、やりたいことをやりたいようにやりたい!それが出来なくなったら私のやる理由は一気にゼロになってしまう。「やらされてる」なんて思った瞬間に、ZERO。

青森のねぷた祭の例を聞いたことがあるんだけど、青森はねぷた祭がある時は、青森出身で今は東京に住んでる人でも、帰ってまで参加する。お祭りするのに飲食店がお祭りする委員会に運営費を払うのに、飲食店も儲かるから、是非是非やって下さい!という気持ちで運営費を払う。

お祭りやるのにお金が足りないから、お金くれ。は好きじゃ無くて。

「は?お前の趣味になんでお金払わなきゃなんないの?とか、全然うちに客来ねーじゃん!」って言われる権利が発生するよね。

その権利を誰にも与えたくない。与えてたまるか!笑

いいのかもしれないけど、リターンが無いシステムは良くない気がして、私は好きじゃない。クラウドファンディングもそういう意味で私たちには合っていない気が今はしてる。この先考え方は変わるかもしれないケド。

お客さんがたくさん来て、人口も増えて、宿泊施設も沢山あるー!って感じなら、私たちの手から離れて、誰かが公費、補助金でやってくれたらいいな。と思う。

私たちはちまちまちまちま、小さなイベントを自分たちでやり続けることになりそうです。好きなことしかやらないから!!!!!!!絶対にぃ!!!!!

熱くなって、自分のことを話すことからそれましたが、そういう日々を送って、急激に木彫り熊一色という感じになってまいりました。

結婚=幸せ。まあ、まちがってはいないけど、私の場合、結婚したら、すぐ子供ができてしあわせだ!子供が出来ればそれで存在価値有り◎という考えだった。結婚がゴールでその先はオートマチックシステムで幸せな時が流れると思っていたら全然違った。

子供が出来ないなら、じゃぁ、仕事だ!と思ってもそれもうまくいかない。

そのまま、それができていたとしても、子育て大変だぁ。自分ばっかりいつも大変。ってめっちゃなってるに違いない。

小さい頃から漠然と思っていた幸せの図。それは別に「正解」じゃない。常に「今」と向き合わず、「不幸せ気分」だった。

こんな風に悩んでいる時点で実は自分が一番偏見人間だったんだ。他人には押し付けないけど、自分に押し付けまくってる。こういう考え方をめっちゃする人。

私はハローワークの人と同じ。

気がついてよかった。考える機会をいただけて感謝。この先子供ができたとしても、病気になったとしても、何があってもこれに気がついたことがあってよかったと思う。

諦めた方が楽だから、すぐそっちのほうに逃げてるだけでした。悲劇のヒロインぶってる無駄な時間を過ごしている人間だった。結婚してるのがいいとか、子供が居るからいいとかじゃない。

幸せの価値は自分で決めて良い!

生きてるだけでいい!

楽しんで生きられたら、それが一番最高。ということにやっと気がついてきた。

暇だと変なことを考えてしまう。夢中になると余計なことを考える暇がない。木彫り熊を彫ってから、心のバランスがうまく取れるようになってきた。波はもちろんありますし、脳にこびりついた考え方に未だに苦しめられる時もあるけどね。

そして照れて、自虐もほどほどにしないとなと思います。知らねーやつの自虐ほど意味不明なものはない。

「バカです。(本当はバカじゃ無いのに😜)」って心の中のカッコ書きで書かれたとて、「あ、こいつバカなんだな。」と思われて終わり。

説明書きには、ポジティブ情報書いておかないと、本当にただのポンコツさんなんですね^ ^で終わりますよね。客観視も大事。

本当は資格2017年から受けてるけど、最初の資格はインテリアコーディネーターで、2年目で受かってる。

しかもこの勉強めっちゃ面白かった。本当は図面書いたり建築系の勉強になるからと勉強してたけど、デザイナーズチェアとか、照明とか器のこととかの分野もあったりして、好きになった。

で、受かったら受かったで自分を褒めずに次の資格へ。

宅地建物取引士。これがあれば、自分の力で会社に役に立てることがあるだろうと思っているんだけど、落ちてる。めっちゃ難しくて、頭に入ってこない。

勉強させてもらえる環境にあるだけですごく恵まれてる。申し訳ない気持ちばっかりで、感謝しわすれてる。受かるかどうかわからなくて毎年ストレス、、、。受験4年目。。。4年も受験させてもらって感謝。。。

小室圭さんかわいそうだから受かる受からないの報道やめたけげてー。ってなる。

そんな私です。では、最後はこの曲(曲では無い。)でお別れ。

当たり前は当たり前じゃなく~♪

それぞれのステージで、悩みも違うものっさ~♪

彫る前と、彫り始めた後~♪

店番する前とあとでは~、全然考え方もちがうのぉっさ~♪

(悩みにぶち当たった時に思わず作詞したもの。)

とりあえず、今回で終わらせたくてめちゃ長いですが、自分の事を少し話すシリーズははこれでおしまいです。(やったー!\(^o^)/)

どんな人がどんなことをやってるか、私だったら知りたいなと思って書いてみました。

資料館での木歩展始まってます!
晩年の作品のギャング感も見どころの一つ。バックトゥーザ・フューチャーのビフ軍団とか、ハリーポッターのマルフォイの取り巻きを彷彿とさせる。