ヤッホー!ゆきこだよー!しげちゃんオマージュが決まったところで今回のオシャボスタートです!
そもそものオシャボやってる理由が、「せっかく作ったサイトを、定期的に更新して見てもらうことが大事!」と言うことで始めたのにも関わらず、おサボり気味でおサボりBOX気味でございますが、最低でも月1更新はしていきたい所存でございます!
ところでみなさんブラッシュアップライフみてますか?
バカリズム脚本のドラマ、始まる前から大注目でしたが、やっぱり面白いですねー!
見ていない方のために、ざっくりと説明すると33歳で死んでしまった主人公の麻美は、次の生まれ変わるのがオオアリクイと知り、それが嫌で記憶を残したまま、また麻美の人生を0歳からやり直し、徳を積みながら、来世良い生き物に生き直せるか!?と言うドラマです。
主人公の麻美と世代が近いのもあって、セットの小道具が痺れるほど懐かしくて、たまらない気持ちになります。
空想好きの私は、想像の翼を広げずにはいられずに、つい、自分と照らし合わせて考えてしまいます。
自分の人生に全く納得はしていないので、同じ由希子に生まれ変わった場合、、、あの時のあれはやめて、これにしてアレにして、あーしてこーして、3歳で木彫り熊を始めていれば!史上最年少の!あーだこーだどーのこーの、、、。
、、、、、、。
と考えはするものの、最終的に最愛の犬と猫には会わなければいけないので、今のこの状態にいるしか無い!!!!!!!!と気がつく。し、あの人生を0からもう一度歩むのはウンザリだった。私なら大人しくオオアリクイのドアを開けている。
犬と猫のいない人生なんて、まるで春の来ない冬だ。
晴れの来ない曇りでもいい。
醤油のない醤油ラーメンか!?違う?
らっきょのないカレーか!?(私はらっきょ派)これも違うし、もういい!?
とにかくつまらない。最悪。知ってしまっている今はない人生を選ぶことはできない。
そんなに良い人生じゃないと思っていたけれど、そんなことないと気がつく。
マイスウィートハニー、犬と猫(ワカと福)に出会えている人生は何ものにも変えられない。世界で一番幸せ。愛してる。人に対してはこんな甘いささやき一切できないのに、彼女たちは私を欧米人のようにさせてしまうパワーがある。人目を憚っている場合ではないのだ。
幸せすぎて、失うのが怖い。いっそのことミサイル直撃して、ちょうど痛くも怖くもなく全員で一気に消えてしまいたい。と基本的には悲観的。
私は幼い頃から、何故か「全員に嫌われてる。好かれるはずがない」と思い込んでいた。
絶対そんなことあるわけないって今ならわかる。
きょうだいの一番上はまずみんなからの愛を一身に、100%愛される、
2番目が生まれると50%、
3番目はまたその半分の25パー、
4番目はそのまた半分の12.5パーなのか?
計算方法あってる?
愛が足りなかったのか?
おじいちゃんとかは10人兄弟とかだったりするから下の子は大変だったろうか?
そんなことをたまに考える。
原因があったのか、元々自分の性質としてのことなのかはよくわからないけど、とにかく私は自分に自信がない。
たまに小さい頃の写真を見て、「いろんな子が居たけど、やっぱり、ゆきちゃんが一番可愛いって思ってたんだよねー。」って姉に言われたりするとめっちゃびっくりする。
嫌われてると思ってたから笑
私なんて末っ子で、なんなら1番可愛いに決まってるのに、全員に嫌われてるって本気で思ってた。
12.5パーじゃなくて、姉らの分が追加されて8人家族だったので、私を除いて700%だ。
計算あってる?笑
愛されすぎていたのか?
私のことを好きな人が居るはずないと、信じてた。逆に自己中。
その癖が抜けない。
自分側からの「好き」についてはめっちゃ信じているのに。
甥っ子も姪っ子も、世界で一番可愛いに決まってる。
何をやってもいくつになっても可愛い。もう結構大きいけど、本当は小さい頃のように抱きしめたい。このままの私の心理でいけば、おじさんおばさんになっても可愛いと思うはず。小さい頃にやっていた大人っぽい仕草を思い出すたび、甘い気持ちにさせてくれる。
私もだれかをそんな気持ちにさせてるのかもしれない。確かに、おじさんおばさん達は久しぶりに会うとニコニコ顔だ。
誰も私のこと好きなはずないって思ってるから、旦那さんにも「もしかして、(みんなが大好きな可愛い)あの人のことより、私のことの方が好きだったりしてー(なんちゃってうっそー)」ってポロッと言っちゃったことがあって「そりゃそうでしょ。」って言われて、
「あ、そうなんだっけ?ん?あ、そうか、そうだっけ、そうだよね。」ってなったことがあるくらい。
ケッコンしてんだった。
セーリャクケッコンじゃなかったんだった。
レンアイケッコンしてんだった。
嫌いな奴とケッコンってしないんだった。
自分を否定しすぎて、旦那さんをサイコパス扱いしてた。自分を否定しすぎると、私のことを褒めてくれた人まで否定することになる。
八雲の熊彫、御朱熊印マップ、私のアイコンを作ってくれたダテユウイチさん。
元々は、奥様と旅行で九州から北海道に来ていてたまたまkodamadoに寄ったと言うところから始まり、Instagramのアカウントを教えていただいたので、ダメ元でイラストをお願いしてみたら快諾していただき、素晴らしいものができました。
ダテさんとは、なんと言うかツーといえばカー。少ない言葉でもバビッと理解してくれる。なんと頼もしい方でした。
と言うか、好きなものと、嫌いなものが似ていた。
そして、過去の仕事を色々見せていただき、なんと才能のある方!と感心しきりでした。検索すると色々出てきます。
ダテさんの提案で「アイコンデザインとシール」(前回のキャプション画像のもの)と「私の熊」をばくりっこすることに。
『ばくりっこ』といえば、画家の坂本直行さんの絵と八雲の巨匠柴崎重行さんの木彫り熊を交換したことで有名ですよねー。
「木霊の再生」オリジナル版P102、プレコグ版P128。「木塊」をお持ちの方はP5をご覧ください。(お持ちでいない方は、急いでプレコグ版の字のところをクリック!)
へ?わたしみたいなシロートの熊で良いんだろうか、、、。んー、まぁ、こんなもんでよければ。せっかくだしやってみよう!という気持ちで、木彫り熊講座の修了式、文化祭が終わったタイミングの2022年11月に送ってみることにした。
ダテさんに選んでもらおうとしたところ、おまかせしますと言ってもらったので、自分で選ぶことになった。
15号まである。1号は宝物。最新作も、まだ、学ぶものがあるので手元に置いておきたい。
どうしようかな、、、。
、、、意外にも、選べない。
こんなに悩むと思わなかった。
どの木彫り熊も自分から生まれた、可愛い子だった。
15個あっても一つとして居なくなってほしくなかった。すぐ手の届く、いつでも会おうと思えば会えるところにいて欲しかった。
びっくりした。
「講座生の熊だから売ってはいけません」と言うルールがあるので、そもそも売ると言うことをそんなに考えたことが無かったのだけれど、不意に訪れた、お別れ。
知らない人の手に渡ってもう2度と会えない。という作り方をしてこなかった私の熊は、そもそも市場に出る仕様になって居ないんだ!と言うことに気がついた。
転売なんてされた日にはハートブレイク間違いなし。
全然覚悟ができて居なかった。
売るときには、販売仕様のものを、みんな作ってるんだ。勉強になりました。
悩みに悩んで、全熊と「君は、東京行ったもんね?君は文化祭出たかな?君、九州に住んでみる?」と話しかけ、ついに、8号が私もまだ行ったことのない九州へ初上陸することとなった。
不思議な感覚。
ダテさんだから持って居て欲しいし、ダテさんにだから渡せる、そんな気持ちだった。
送った後、ダテさんが「人生で一番嬉しい贈り物」と言ってくれた。
正直「そんなに!?」と思いましたが、さらなるばくりっこをしたいと言ってくださって、
数日後、届いたものは私が送った8号の絵でした。
鼻歌混じりでキャンバスをパッとひっくりかえしたら、九州に行ったはずの8号が絵になって帰ってきた。
見た瞬間、ブワーッと鳥肌が立ち、涙がぼろぼろこぼれた。
私から生まれた8号の事を絵に描くくらいに可愛がってくれてるんだ。こんな感覚になったのが初めてだった。なかなか経験できないことをさせてもらった。
本当に喜んでくれて居たんだ。
嘘をつくような人だとは思って居ないけれど、お世辞じゃないんだ。
いつもなら、ひらりとかわして褒め言葉は自分へ向けられていることではない。と思うところだけれど、
私の自信のなさを、逃れられないほど追い詰めて、救ってくれたような気がした。
おこがましいのですが、直行さんと柴崎さんの「ばくりっこ」の真似っこしてみた!おもしろいね!と言う軽い気持ちで言っていたのですが、私の人生なりに結構大きな出来事となりました。
たくさんの人が、私の熊を欲しいと言ってくれたり、売り始めたら絶対1番に買うからね!と言ってくれてる人も実は何人か居て(笑)
うっそだー!と思っていたけれど、そうでもないのかもしれないなと思えてきて、ありがたいです。
売れるようになるかはまた別のお話。
こんなところで今回のオシャボはお開きです!